rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

なにが起こるか分からない

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変化や異変は突然やってくる。人生や仕事も、こうなったらいいなと思っていても決してそうならないことが多い。これまで生きてきて、自分が思ったようになったことは数少ない。人は周辺の環境に生かされている存在なのかもしれない。

 

仕事では、できる限り計画を立てた通りに進めていけることが理想とされる。しかし、相手や環境もあるのでなかなか思った通りにいかない。そのとき、どのように考えればいいのだろうか。

 

まず、仕事の全体を見渡すことが必要である。そして、どのように進めるのがいいかを考える。その中で、起こりうる可能性をできる限り多く想定する。その可能性の中で、自分が進めていきたい方向をイメージする。仕事の相手や環境を考慮し、その方向性に持っていけるよう選択肢を少しずつ狭めていく。こうして注意深く進めていてもアクシデントは必ず起こる。予期せぬ変化があったときに動じないようにするために、仕事の全体を見渡しておく行為が有効となる。全体を見ていると、変化の可能性も予知できる可能性は高まるのである。こうして、いくつかのアクシデントを乗り越えて仕事が成就できる。できる限り関係者全員がいいかたちで仕事を終えることが重要である。

 

以前にも書いたことがあるが、近所のお寺の掲示板にこんな標語が掲示されていた。「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」。状況によって自分を変えながら、未来の可能性をできる限り想像し起こりうるアクシデントに飄々と対応して生きていく。これしかない。