rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

プランを考える

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きのうは一日事務所で、これから始まる規格住宅のプランを考える。紙で頂いたご要望が少し複雑で面積オーバーしそうなので早めに考えることにしたのであった。予想通り、動線計画が難しく苦戦。夕方まで考えていると、何となく方向性というか、まとめ方のコツのようなものが見えてきた。しかし、面積オーバー。最初のプランをもとにコンパクト化を考えていくこととし仕事を上がる。

 

建築家はこうしたプランを考えていく中で、構造、動線、空間デザインを同時に考えていく。当たり前だが、バラバラに考えていたら必ず何かが欠けてしまうのだ。クライアントのご要望という断片を統合し積分することで建築をつくっていくのである。

 

今朝5時ころ、うつらうつらする中プランがあたまの中を回り出した。さらに少し方向性めいたものが見えてきた。ときどき、この時間にプランがまとまってしまうこともある。楽しいけれど、難儀な職業である。ちなみに、今朝、ダックスホンダというバイクは、犬のダックスフンドのもじりであることに気付く。たしかにフォルムがダックスフンドに似ている。また、ブシロードは武士道であることにも気付いた。午前5時はとても不思議な時間である。