rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

時代の変わり目

f:id:yoaa:20210223082929j:image90年代後半のITの時、自分が生きてきた中の最大の時代の変わり目だったと思っていた。ITの発展とともに、新自由主義が蔓延り、グローバリズムが世界中に展開していった。なんとも現実感のない気持ちのわるい時代が来たと感じていた。

 

それが、2020年の感染症の蔓延により、新自由主義グローバリズムは大きな打撃を受けている。しばらくはこの状況は続くのだろう。

 

世界中で若い思想家たちが、経済発展に終止符を打ち資本主義を終わらせないと、この危機は収束させることはできないと声を上げ始めている。新自由主義グローバリズムによって失われた地域共同体とコモンを復活させることを説いている。建築の設計の中で、じっくり地域共同体とコモンについて考えていきたいと考えている。

 

いま、大きな時代の変わり目の中にいる。