rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

就職活動はいつ始まったか

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自分が大学から社会に出る1980年代前半には、就職活動という言葉はなかったように記憶している。大学も就職支援もしていなかったように思う。

 

バブル景気が始まった1986年ころからちらほら、大学が就職支援をしているといううわさを聞くようになってきた。また就職活動という言葉も聞くようになってきた。そのころ、日本の大企業は、安い労働力を求め中国に工場を建設するようになっていた。つまり、グローバル化が始まったのだ。グローバル化が始まるとともに、若者の労働力も商品化され「就職活動」という言葉も生まれてきた。「リクルート」という就職支援会社が本格的に活動し始めたのもこのころではないか。自分もグローバル化の進展とともに生きて生きてきたことが分かる。

 

グローバリズム新自由主義が確立するにしたがって、社会に対する違和感をだんだん感じてくるようになった。この度の感染症の蔓延によって、グローバリズム新自由主義が打撃を受けている。自分が感じてきた違和感が払拭されるとうれしい。