rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

金曜日、午前現場に行くなど


きのうは、金曜日。晴れの少し蒸し暑い一日。朝、現場監督さんからスタッフに電話があり、現場で見切り材のサンプルを見てほしいとのこと。午前10時、世田谷区の住宅「SU-HOUSE 55」roadsideの現場に行く。まずは、外壁屋さんと打合せ。中庭のサイディングの張分けについて打合せ、その場で張分け方を決定する。そのあと、大工さんとの打合せ。建具の枠の納まりについて打合せ、方針を決める。キッチンパネルの見切り材を見せてもらい、キッチンパネルを張る位置と見切りのチリを決める。ほんとに現場が近いとほんとうに助かる。事務所に戻って、いくつか雑用をする。

 

お昼は、山下商店街のお蕎麦屋さん「近江屋」に行く。カツ丼ともり蕎麦のセットメニューを食べる。

 

午後からは、まずブログを更新する。ネットで現代建築事情を探る建築研究をする。そのあとは、仕事を上がるまでプロジェクトの今後の進め方を考える構想的スケッチを続ける。

 

いま、日本のこれからを考える対談本を読んでいる。1980年代後半のバブル期に人々の社会的つながりや絆が失われていく。暴力団も金儲けに走り組織の団結が弱くなる。いま話題の宗教集団もかつての反共産主義的なものが薄れ、霊感商法が中心的なものとなっていく。バブル崩壊後の30年間で、新自由主義グローバリズムによって社会的なつながりはますます失われ現在に至るという話。そこで、この状態から社会的なつながりや絆を再生していく方法について話し合い社会に提案していくという本。まだ、1/3しか読んでいないが、自分が考えていたこととリンクすることが多く語られているし、参考になることがたくさんある。最後まで読んで自分なりにこのテーマについて再度考えてみようと思う。