rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

まちと緑道


世田谷には、小川や排水溝を暗渠にしてその上を緑地帯にした
緑道のワークが張り巡らされている。


この緑道はたしかに昼間に散歩するのには快適だ。
しかし、夜となると人通りが少ないのでちょっとおっかない。
緑道に面している建物はだいたいが家なり店の裏側だからだ。


そんなことで、私はもっと緑道に面して家や店舗がもっと
開いてもいいのではとことあるごとに言ってきた。
店舗では緑道をうまく取り入れている山下駅近くのバー
くらいしかいい例を知らない。


写真は山下商店街にある最近できたマンションのエントランス
アプローチ。裏の緑道までつながり、緑を借景としている。
こんな建物がどんどん増えればいい。