rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

意思のベクトル

きのう(10/30)の「ほぼ日刊イトイ新聞」のダーリン コラムで糸井重里さんが、「深いって、いいことか?」 という文章を書かれていたが、私もなんとなくいいこと だとされていることに、無意識ながらも疑問を感じて いた。 いいこととされていることには、…

人は永遠に満たされることはない

子供のころ、親たちから戦時中の苦しさやつらさを さんざん耳にたこができるくらい聞かされた。生きる か死ぬか、食えるか食えないか、極限までに限定された 苦しみは、人間の生存に関わる基本的な問題であるが 故に、ほんとうにリアルに人間を苦しめる。 し…

青二才で行こう!!

いつもなにかやりたいことがある。建築でも、建築 に関係あることでも、建築に関係ないことでも・・・。 やりたいことが実現されると、違う次元のやりたい ことが見えてくる。いつもひとつの場所には居続け られない。なにかにフィックスされることもないし…

ランドスケープ・トレーダー

最近、不動産について考えさせられることが多い。 建築を建てるときの根本的なトラブルとして、 不動産屋さんの説明不足や認識不足による問題の 発生が最近とみに目に付くのだ。不動産屋さんの 責任ではなく、売主の責任によるものだと思うが、 ここ何件かの…

まちはいろいろなものが重なり合うことでできている

写真は、小田急線高架下から見た世田谷線山下駅。 こうしてみても、線路と線路、線路と道路、線路と 電線、などなどいろいろなものが重なり合っている。 地下埋設物まで考えると、上水道管、下水道管、 ガス管なども重なり合っている。 このように、まちはい…

屋根越え盆栽バルコニー

写真は、事務所近くにある屋根の上に大きく 張り出した盆栽バルコニー。 前々から気になっていた。盆栽のために屋根を 越えるこんなスケールアウトしたバルコニーを つくるなんて腹が据わっている。恐れ入ります ・・・。 ところで、昨夜のサッカー国際親善…

いい天気・・・

きのうまでとはうってかわって、とてもいい天気。 しかし、なんとなくからだが重く外出する気持ちに ならず。午前中は、布団の中で読書。昼は、寿司の 出前をとってビールを飲む。また布団に入って読書。 そして昼寝。せっかくの休みなのにもったいない。 そ…

まちの見え方

きのう、江東区の住宅の一年目検査のあと、 豪徳寺駅でホームに豪徳寺商店街を見下ろす ことができる窓があることを発見する。 いつも見慣れているアイラインでの商店街と 違う一面を見る。 建築を設計するものは、プランから、いままだ ない建築の空間を想…

きのう・・・

きのうは、午後4時半から自由が丘で打合せ。 仕事はそれのみだったので、午前中、そして、 出掛ける前までは生殺し状態であった。 まず、お昼を食べるときにビールが飲めない。 それとサッカーの試合が前半までしか見ること ができなかった。 サッカーは、FC…

バカみたいに・・・

最近は、「バカみたいに何々をやる」という のは流行らないようだ。だってクールじゃない もんね。でも、私はこのバカみたいにという 生き方や姿勢が好きだ。 「バカ正直」と「バカみたいに正直」という 表現にはかなりの違いがある。「バカ正直」は、 場当…

めっちゃ忙しい土曜日

きょうは午前中、練馬の住宅「HAPPY-HOUSE 8」 slitsの現場クライアント打合せ。 午後、事務所に戻ってきて、工事請負契約前の クライアント最終打合せ。そして、もう一本、 基本設計終了クライアント打合せ。 土日は、クライアント打合せラッシュである。 …

道とはいえないとおりみち

写真は、近所の路地。 この先には、竹屋さんの敷地を通り抜けて、 交通量の多い道路につながるとおりみちが ある。世田谷近辺では見つけるのが難しいが、 狛江あたりまで行けば、土手のようなとおり みち、小学校の脇のとおりみち、水路の上の とおりみちな…

ビラカンサの赤い実

ビラカンサの真っ赤な実が知らぬ間にできて いた。もっと寒い時期のものと認識していたが、 自分の体内時計が狂っているのだろうか、それ とも地球時計がいかれちまったのだろうか。 ビラカンサ、それにしても不思議な名前だ。 ラテン系の名前だと思うが、何…

道について思うこと

午前中、髪を切りに経堂まで歩いていく。そのあと、 書店で本を物色、大勝軒で中華そばを食べて、 同じ道を歩いて帰ってきた。 歩きながら、この道の歩んできた歴史に思いを 馳せた。ふと、直感的にこの道の古さを感じた からだった。その理由は、微妙な曲線…

「待つ」ということ

きょうは午前中、杉並の住宅の現場。 現場をはけたあと、お約束どおり高田馬場に途中下車 して、「新雅」で半チャンラーメンを食べ、「芳林堂」 書店により、ほしかった本、前から気になっていた本、 計3冊を購入。その中の1冊が、 という本。鷲田清一の本の…