rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オープンハウスの理由

うちの事務所では、ほぼすべての住宅で オープンハウスをさせていただいている。 来ていただくのは、おもに現在計画中の 建て主さんである。着工までに、3〜5軒の 建物を見ていただく。 さてなにを見ていただくか。仕上げや設備 も見ていただくことになるが…

打ち合わせ日和

きょうは午前中、3人のスタッフと6つの プロジェクト打ち合わせ。 午後から、横浜の住宅「SU-HOUSE 22」 cameraの現場クライアント打ち合わせ。 主に仕上げ関係を決定する。 夕方、事務所に戻り、2人のスタッフと2つ のプロジェクト打ち合わせ。 フ〜ッ・・…

ジャジーな夜

昨夜は、INAXのAさんのお誘いで、木住野佳子 トリオのジャズを聴きに恵比寿に行く。 メンバーは、O専務、うちのスタッフ2人、私の 計4人。おいしい白ワインをいただきながら、 開場を待つ。とおもいきや、INAXプレゼンツと 銘打っているだけあって、新商品の…

常識やセオリーをいったん疑ってみる

世の中には、常識やセオリーという、世間で 認められた、なにかをやるときの「確実な」 方法がある。 常識やセオリーの中には、もちろん生活する 上で助かるものもたくさんある。なぜなら、 こうしておけば世間のだれもが文句を言わ ないというのが、常識で…

平常心・・・

まえまえから、スポーツの指導などで聞く ことばだが、いつも胡散臭いと思っていた。 きのうの世界卓球の番組の中でだれかが 言っていたことばがこころに残った。 起こりえないことが起こることを想定して いること。確かこんな意味のことを言って いたかと…

タナアゲナイト

きのうは、逗子市の住宅「CO-HOUSE 4」 good-shelfの見学会。引渡し、そのあと、 恒例の事務所押しかけパーティ「タナアゲ ナイト」。 「タナオロシナイト」にしようかと思ったが、 関連付けがうまくいかないので、「タナアゲ」 になった。日々の憂さを棚に…

伝わらないことを受け入れてみる

ひとと対話しているとき、ついつい必ず 伝わっていると思い込んでしまうことが いかに多いことか。 さまざまなトラブルは、だいたい、伝えた ことは伝わっているという思い込みから 生じることがほとんどである。 なにかを伝えようとしても、伝わらない こと…

新座市の住宅の上棟式

きのうは夕方から、新座市の住宅「SU-HOUSE 24」ie-niwaの上棟式に参加する。 気温も暖かく、とても気持ちのいい日。上棟 にはうってつけの日和である。 この住宅は、ie-niwaというタイトルがつけられ ている。文字通り、家と庭が一体化した住宅 である。骨…

逗子市→新座市

きょうは午前中、逗子市の住宅「CO-HOUSE 4」good-shelfの事務所検査。 移動して夕方、新座市の住宅「SU-HOUSE 24」ie-niwaの上棟式に合流。 その間、いったん事務所に戻るにはあまり にも滞在できる時間が短すぎるので、高田 馬場で下車し、さかえ通りの「…

ぜいたくな建築って・・・

予算調整をしている建築がいくつかある。 作業を進めながら、考えてしまうことが ある。ぜいたくな建築ってなんだろうと いうことだ。 仕上げ材料や設備を充実させていけば、 どんどんお金がかかる。住宅でも、30坪 程度のものでも、数億円程度のものなら す…

日常と非日常の狭間で

設計の仕事は、クリエイティブな部分を 除けば、ほとんどがロジカルなものである。 仕事と家での生活の精神の均衡と保つ ためにかどうかは分からないが、家での 言動ははたから見れば、かなりエキセン トリックなもののように思う。 使っていることばがかな…

もう少しおちゃらけてもいいように思う

エコロジー、環境保護、まちづくり、に 対していつも感じることである。こんな ことを書くと、危機感を感じて行動せよ と怒られるだろう。 でも、あまりの生真面目さにいつも辟易 してしまうのは、私だけではないだろう。 もう少し、おちゃらけてもいいので…

いまそうでなかったら、変わればいい

なにか新しいことをやろうとするとき、これ までこれこれが慣例として続けてきたから 無理だとついつい思いがちである。 シンプルに考えると、それを変えればいい。 そうできないなら、自分が変わればいい。 現実を変えるのは、結構困難を伴う。いや みんな…

部分と全体

建築の設計をしていて、部分と全体の関係の バランスがわるくなることがときどきある。 あまりにも、設備、機能、納まりなどの部分に こだわり過ぎるがために、全体のバランスが わるくなる。 一方、全体ばかり見ていても、部分にスパイス が効いていないと…

見えない力

駆け出しの頃は、すべてのことを自分で 切り開いてやると思っていたし、実際、その ようにやってきたつもりだった。 ここにきて、自分がなにかを選んでやって いるのではなく、見えない力に動かされて、 なにかの流れに導かれているだけなのでは ないかと思…