rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

モノつくりは死ぬまで悩み続ける

建築修行をしていたころの師匠のことを思い出す。 いつも気を張って、周囲の空気はいつもぴりぴりして いた。彼のつくるものは美しい。そして、深い意味が ある。建築の考え方、つくり方は直接教わったわけ ではないが、自分なりに盗み取った。 いま、気付く…

空間をどのように伝えていくか

当事務所で設計した横浜市鴨居の建築家建売住宅 「空庭 sora-niwa」が、3棟とも完売した。 売れ方が従来の建売と大きく異なっていたことが 分かった。従来の建売は、間取り・面積・建設地、 そして、価格だけの情報で、実際の建物を見ること もなく売れてい…

読書日和

これくらいの気温なら、家でゴロゴロしながら本が 読める。 きのうまでは、家ではあまり冷房しないので、習慣 になっていた寝る前読書も、しばらくできなかった。 読書は、移動のときの電車の中と、昼食時だけに 限られていたので、読書のスピードが著しく落…

人との関係

私は、どちらかというと一般的な社交的な意味での 人付き合いは苦手である。 通常、一般的に人と人とが初めて出会って、親しく なっていく場合、人は相手の人との共通点を探して、 その話を広げ盛り上げながら、二人の間の距離を 縮めていく。社交的な人は、…

数値還元再考

近代を、批判を恐れず、ものすごく大雑把に 定義すると、観念的なことを数値還元する ことによって、限られた人にしか分からなか ったことを、すべての人が分かるようにした、 ということだろう。 このことによって、芸術は貴族のものから、 人民のものにな…

スイソウ・ナイト

きのうは、世田谷区の住宅「FU-HOUSE 13」wallの オープンハウス。そのあとは、恒例の事務所押し かけパーティ「スイソウ・ナイト」。 この住宅は、wallという名の通り、密集した条件の 中で、隣地に対してつながりをとってもお互いいい 関係をつくりづらい…

ついに鳥取へ

8/15の夕方、智頭急行で鳥取へ到着。8/20の朝 まで、滞在することになる。 写真は、8/16に5kmくらいの距離にある海水浴場 に、自転車で行ったときの写真。鳥取の海は、 人が少なく、水がきれいなのが、何よりもいい。 西海岸なので、サンセットも楽しめる。 …

京都二日目

8/15の朝、早起きして朝食を取り、チェックアウト まで、今度は地下鉄で京都を巡ることに。 まずは、大谷幸夫氏設計の「国立京都国際会館」。 伝統へのまなざしとメタボリズムの荒々しさを 肌で感じる。それと近くの、村野藤吾氏設計の 宝ヶ池プリンスホテル…

京都へ・・・

またまた、夏休み旅行記である。8/14(火)午後、 静岡を出て京都に着く。駅前の旅館の食堂で昼食 を取る。まず、久しぶりに京都タワーに上ってみよう かということになり、エレベーター近くに行ってみたが、 なんと料金が770円。ちょっとボリすぎ。500円な…

夏真っ只中

耐え切れず、エアコンを入れている。きのうの 飲み会の酒がまだ残っている。二日酔い気味。 調子に乗って飲みすぎたようである。 きょうは、完全オフ。もうちょっとしたら本を 読みながら昼寝でもしよう。 夕方からは、サッカー三昧。代表カメルーン戦 と北…

登呂遺跡

8/14、静岡2日目。チェックアウトの時間まで、 ホテルのレンタル自転車を借りて、市内を探索 することにした。小学生の社会科で出てきた 憧れの「登呂遺跡」を、まず、見ることに。 約20分くらい走っただろうか。いくつかの竪穴 式住居が見えてきた。ちょう…

静岡おでんに思うこと

8/13から8/19まで、夏休みをとった。ことしは、いつもと ちょっと違う趣向。子供は、8/8に東京に住む姪にさきに 実家のある鳥取に送り込んでもらい、親たちは、電車で 途中下車をしながら、鳥取を目指した。 まず、初日8/13。午前中の新幹線に乗り、静岡を目…

シンプルな機械

写真の扇風機は、約40年使い続けているらしい。 いまだに現役だ。不要な機能は全くない。デザイン も今見ると新しく感じる。 シンプルな機械は、長持ちする。建築でも、その ようなシンプルなものをつくり続けたいと思う。 今の建築は、設備的にも機能的にも…

金魚の一生

きれいに写らなかったが、子供が金魚すくいで 取ってきた金魚である。最初は、3匹いたが、2匹 になってしまった。 そんな金魚を見ながら、かれらの一生について 考えてしまった。養殖場で卵からかえり、出番まで、 水槽で多くの仲間とともに育てられる。ある…

地方では車がなければどこにも行けない

東京では、車がなくても、徒歩、電車、バスで日々の 生活はなんとかなる。しかし、地方の小都市になる と、にっちもさっちも動きが取れない。電車は一時間 に二本、バスは下手をすると一時間に一本。タクシー もまちを流していない。 東京では、ときどき自転…