rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

スイソウ・ナイト


きのうは、世田谷区の住宅「FU-HOUSE 13」wallの
オープンハウス。そのあとは、恒例の事務所押し
かけパーティ「スイソウ・ナイト」。


この住宅は、wallという名の通り、密集した条件の
中で、隣地に対してつながりをとってもお互いいい
関係をつくりづらいという判断から、周囲と関係を
絶ち、空に開くをいう手法でつくられた都市型住居
である。


真っ黒で開口部のない外部の印象とは、正反対に、
内部は明るく開放的である。1階は水中空間、2階は
周囲から安全に守られた水上空間、3階は空への
展開を予感させる天空空間、というように建物自体を
「スイソウ」に譬えることができる。このような密集
した環境でも、建築家がなんとか頭をひねれば、
明るく開放的な空間をつくることができるという、いい
参考例といえよう。


パーティの参加者は、クライアントKさんご夫妻と
お子様、工務店の監督さん、設備屋さん、サッシ屋
さん、そしてうちのスタッフと私の、計13人。Kさんに
用意いただいた料理でおいしくビールをいただいた。
いろいろおいしいものがある中でも、牛タンシチュー
は絶品だった。本当にご馳走様でした。


クライアントのKさんご夫妻、竣工おめでとうござい
ます。いろいろな困難もありましたが、根気よく
お付合いいただき、ここまでたどり着けました。
お疲れ様でした。末永くこの家を存分に楽しんで
ください。これからは、メンテナンスでのお付合い
になりますが、今後ともよろしくお願いいたします。


最後になりましたが、工事関係者の皆さん、担当
スタッフのKさん、お疲れ様でした。本当にありが
とうございました。