rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

オープンな環境と倫理観

常日頃から、 自分が考えていること、デザインしたものが、 もしほかの人が使ってみたいと思うのなら、 どんどんまねしてもらっても構わないと考えている。 それで建築やまちが少しでも良くなるならと思っているのだ。 インターネットの出現によって、 こう…

まちのクボミ

豪徳寺商店街には、目を凝らして歩いていると、 まだまだ、まちの歴史的な断面を見つけることができる。 写真は、マーケットのなごり。 奥右のお肉やさんだけひっそりと営業している。 もう一つマーケットが数年前まであったが、 いちおうマーケット形式は残…

今年はジェフファンでいく

木村元彦著の「オシムの言葉」を読んでから、 にわかジェフファンになってしまった。 ほとんどジェフの試合を見たことがないのに 本の影響で試合展開が分かる。 オシムの考え、選手たちの思いが目に見えるようだ。 シーズンが始まるのが待たれる。 同じ木村…

空間を構想すること

雑誌に掲載するために、 スタッフといままで設計した住宅の分析をした。 驚いたことに、 ほとんどの住宅が同じ空間構造を持っている ことが分かった。 形態や周辺環境は同じものは一つとしてないが、 空間の成り立ち方がほとんど同じなのだ。 エスキースをし…

アイデアがカラダにしみ込むために必要な時間

建築をデザインしていて、 こりゃすごくいいアイデアだと思って 設計を進めていても、 本当にいいアイデアだとアタマとカラダで 納得するにはある一定の時間が必要だ。 アタマの中で構想された空間が、 実体をともなって体験的イメージになるには 最低一晩寝…

「可能性」をデザインすること

建築家にできることは、 与えられた条件の中でより快適で豊かな建築を デザインすることである。 家族間のコミュニケーションや まちの人々の交流はデザインすることができない。 もしそれらに関与したいなら、ひとつだけ方法がある。 それらのコミュニケー…

体調と心理状態

体調や心理状態がいいときのありがたさは、 それらが最悪になったときしか分からない。 だが、状態がもとに戻ってしまうと そのありがたさを忘れてしまう。 きょうは、どうにも体がダルく、 朝から一日、お昼にまちに出た以外は、 布団の中にいた。 うとうと…

よい固定観念、わるい固定観念

建築の設計をしていると、 よくぞ人間はここまで固定観念に縛られて 生活しているかということに気づかされる。 一般にいわれる間取りや機能というものは ほとんど固定観念であるといってもいい。 人々が生活していくには、ある程度 安定した決まりごとが必…

矛盾から学ぶこと

住宅を設計するときに、 必ずクライアントの方に言うことがある。 それは、矛盾していてもいいから 考えていることをすべて私に伝えてください、 ということである。 矛盾しているということ、 それは複数の望みがあるのに、 それぞれの望みが同じ方向を向い…

外出せず

久しぶりの完全休日なのでどこかに出掛けようと 思っていたが、なんとなく一日家にいてしまった。 お昼にナンカレーを食べながらビールを飲んでいると 眠気に襲われて昼寝。 起きたらもう空は暗くなっていた。 ちょっともったいない気持ち・・・。

円環ではなくスパイラル

今日は朝から雪。 東京ではめずらしく日中も降り続いている。 午前中、外で打合せ。 午後、事務所でクライアント打合せ2つ。 日本では、高度成長以来安定した円環で 社会がうまく回ってきた。 それがいまでは、安定した関係などもはや ほとんどありえず、も…

目先のことと構想と・・・、そして対話、プロセス

世の中、目先のことだけを見て動いていることが なんと多いことか。 日頃から、3年5年10年先のことを考えながらも、 具体的にものやかたちにできないプロジェクトは 意味がないと言い続けているが、 あまりに目先のことだけの付け焼刃なことが多すぎる。 少…

通常の一日に戻る

午前中雑用。 午後、工務店の社長との打合せ。 あるプロジェクトの工法の選択について話す。 そのあと、スタッフ2人と打合せ。 またきょうもスケッチの時間をつくれず・・・。 家に帰ってからやろう。

梅ヶ丘の「せいや」

きょうは、念のために休養。 お昼に梅ヶ丘のラーメン屋「せいや」で、 のりねぎラーメン中盛をにんにくをたっぷり入れて食べる。 同じチェーン店でも、経堂店・原宿店とちょっとずつ味が違う。 本屋に寄ってから家に戻り、ビールを一杯やって昼寝。 ようやっ…

ついに回復だ!

ようやっと本格的に回復。 午前中、構造家と3物件の建築に関する打ち合わせ。 いつもいろんな切り口で、しかけてくるOさん。 エキサイティングな打ち合わせ。 私にとって、とても楽しく素敵な時間である。 二人の対話は、逸脱しつつもクリエイティブな方向を…