rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

社会

土曜日、もう一日考える一日

ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ きのうは、土曜日。晴れ一時曇りの蒸し暑い一日。気温は35度は超えることなく、これまでよりは少し過しやすい一日。午前中は、ネットで調べ物をしたあと、お昼までいくつかの雑用をする。 お昼は、豪徳寺…

金曜日、考え事の日

ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ きのうは、金曜日。晴れてまたまた蒸し暑い一日。午前中は、ネットで調べ物をしたあと、お昼までいくつかの雑用をする。 お昼は、行こうとした店が混んでいたので駅前のチェーン店で済ませる。 午後からは…

ネットテレビ

ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ネットテレビを導入して、2週間は経っただろうか。ようやく、新しいテレビとの付き合い方が見えてきた。 このブログでも何度か書いてきたが、地上波テレビの雛壇番組の凋落ぶりは酷いものである。もう何年…

本を読むこと

自分は読書好きである。一人でいるとき、手元に本がないときはとても不安になる。お昼を食べに店に入った時も本がないととても手持ち無沙汰になる。いわゆる活字中毒ともいえる。 人が生きてく時に必要なものは、人と人との「対話」だと思う。人間社会におい…

東京の西側の駅前商店街、それぞれの特徴

ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ 自分は、小田急線の豪徳寺というところに住み始めて25年くらいになるだろうか。初めてここに来た時、都落ちというか、あまり好きなところではないと感じていた。しかしこうも長く住んでいると、なじみの店…

通信手段の劇的変化

ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ 感染症下の3年で、通信環境が劇的に変化した。電話での連絡が極端に減った。自宅勤務になって、会社の電話を使えなくなって、携帯電話での連絡はプライベートの領域に属するので電話を使わなくなったのだ…

本のこと

いつも手元に本が落ち着かない性格になってしまった。食事をするときの待ち時間、電車での移動時間など、空き時間に本を持っていないと落ち着かない。 本はいつもは新刊本目当てで平積みなっているものを中心に物色している。既刊の本を探すのには時間がかか…

性格がいいということ

初めて、大学の先生の設計事務所に入るとき、先生から「性格がいい人は伸びるし、建築家になれる可能性が高い」言われたことがあった。 そのときは、どういう意味かよく分からなかったが、自分が独立してスタッフを雇うようになってようやくその意味が分かる…

ルーティン

ルーティンで処理することを決めている。まずは、新聞をポストまで朝夕に取りに行くこと。ゴミ出し、ちょっとした洗い物、観葉植物の水遣りなどである。わざわざやらなくてはと考えると面倒くさくてやりたくなくなる。いつものタイミングで、考えることもせ…

感染症のあと

感染症がはやり始めてもう3年になる。人類の歴史は、感染症との闘いの歴史であるとみる考え方もある。自分の知るところでも、感染症によっていくつかの文明が滅びたらしい。 よく知られるものとして、中世末期にペストの流行によりヨーロッパのルネサンスが…

もうすぐ参議院議員選挙が始まる

いろいろな本を読んでいて著者たちの若者に対するコメントはだいたい一致している。いまの若者は極端に責任を取ることを避けているらしい。それゆえ、選挙では、投票しないか、投票しても現状を変える選択をしないらしい。よって、与党である自民党と公明党…

指定管理者という言葉に感じた違和感

何年まえからだろうか。公共施設の運営を「指定管理者」が管理するようになった。この言葉にずっと違和感を感じていた。知らぬ間に、新自由主義とグローバリズムがひしひしと忍び寄っていたのだ。 歴史を振り返ると、新自由主義は、中曽根内閣の国鉄民営化、…

性格がいいということ

最初に勤めた設計事務所のボスから、性格のいい人はいい建築家になることができると言われたことを今でも覚えている。そういえば、知り合いの建築家はほぼ性格のいい人たちである。 性格がいいとはどういうことか。外部の情報を偏見なく受容でき、それを受け…

贈与的なるもの

小学校、中学校、高校、大学、などの教育制度は、単にお金で教育を買うという商品的なものではなく贈与によって成り立つものである。 行政を中心とした社会を安定させる制度も、国民がお金を払ってサービスを買うようなものではなく、いわば生活を安定させる…

腹が立つということ

どうも人として成熟できていないらしく、他人や社会に対して腹が立つことが少なくない。その人間が生きてきた文脈の中で、どう生きていきたいどうしたいという意思が反故にされることによって腹が立つようだ。 腹が立つ相手には2種類の人間がいる。その文脈…

就職活動はいつ始まったか

自分が大学から社会に出る1980年代前半には、就職活動という言葉はなかったように記憶している。大学も就職支援もしていなかったように思う。 バブル景気が始まった1986年ころからちらほら、大学が就職支援をしているといううわさを聞くようになってきた。ま…

時代の変わり目

90年代後半のITの時、自分が生きてきた中の最大の時代の変わり目だったと思っていた。ITの発展とともに、新自由主義が蔓延り、グローバリズムが世界中に展開していった。なんとも現実感のない気持ちのわるい時代が来たと感じていた。 それが、2020年の感染症…

感染症がもたらしたもの

感染症の蔓延により、人と人との密なコミュニケーション、各地への移動など、人と社会にさまざまな制限が掛かっている。具体的には、この1年、友人たちとの夜のアルコールを伴う飲食は控えている。また、必要不可欠なことがない限り電車の移動は避けている。…

数値化できないもの

新自由主義やグローバリズムは、あらゆるものを数値化してお金の取引をするように仕向けている。お金にすることによって、簡単に遠くの場所と取引ができるからだ。いまの社会はあらゆるものの数値化を求めている。ポイントと呼ばれるものもその一つであろう…

感染症はいろいろなものを分断する

感染症の恐ろしいところは、ウイルスがどこにあるか見えないこと、誰が罹患しているか分からないことである。 だからこそ、感染症はいろいろなものを分断する。まず大きいところでは、グローバリズムを分断する。これまで世界中を行き来していたものが、簡単…

本を読むということ

感染症流行で、本を読む気持ちが萎えていたが、ここのところ意欲が戻ってきた。本を読む意味は、同時代でも決して会うことのできない人と対話できることである。また、太古の昔の人とも対話できる。そして、多岐にわたる分野の人と関わることができる。だか…

境界を越境することについて考える

人間のウイルスなどに対する境界は免疫系である。ウイルスは、免疫のない人間の細胞のRNAに入り込みコピーを繰り替えし増殖し、他の人にウイルスをまき散らす。そして境界を越境し続ける。 現在、人は飛行機を使って国境を越境し、世界中を飛び回っている。…

身体性について考える

インターネットやSNSでどこでも仕事ができるようになって便利になったが、一方で世の中が狭くなり窮屈になったともいえる。これらは、言葉(文字)ベースのコミュニケーションである。意味のやり取りであり、どんどん身体性が失われている。 本来コミュニケ…

全体を見ながら考えるということ

建築の設計は、要素が膨大にあり、一つひとつを詳細にすべてを把握することは難しい。全体を見渡して、大体どういうところにどういうものがあるかを把握しておいて、いま必要なことに集中してその部分を深堀して、それが全体とどう関係しているかを考える。 …

わかるということ

「わかる」は、「分かる」と書く。またもの分かりがいいことを、「分別」があるという。目の前の事象を理解するには、目の前で起こっていることを類似するものそうでないものに「分ける」ことによって「分かる」のだろう。 学問というものも、その「分かる」…

境界、コモンなど

境界といえば、職業柄、道路境界線や隣地境界線を思い出す。仕事で使っている言葉だからそれらを文字通り理解して運用している。しかしよく考えてみるとこれらは不思議なものでもある。境界線は鋲や縁石などで可視化されているが、実際運用されている線は見…

なかまは幻想によってつくられる

自分の飲み友達は、どのグループも5~6人の人数である。その種類は、建築関係、高校関係、大学関係、親戚関係、ご近所関係、テニス関係などである。それぞれのグループが集まる理由は異なっており、それぞれに参加する自分もそれぞれの人格で対応している。…

昔買わなかった本を今読んでいる

学生のころ、この本はおもしろそうだと思って手に取ったものの、買うに至らず読んでいない本をいま読んでいる。その本がなんともおもしろい。その本を見つけた時から現在まで、自分のあたまで考え練り上げてきたことがさらりと章立されて書き上げられている…

自分のあたまで考えること

このブログでも何度も書いてきたテーマである。10年前くらいからだろうか、うちの事務所に入ってくるスタッフの質がずいぶん変わったように思う。自分のあたまで考えることが不得意な人が増えてきたのである。 大学2年生に6年間設計製図を教えた。100人程度…

自分のダメなところを認識するということ

かなりオールマイティに近い人がいるかもしれないが、人はだれもが何らかのダメなところを持っているものだと思う。いま一般的には、運動能力が高い、学力が高い、コミュニケーション能力が高い、ということがいいこととされている。 これらを実現できている…