rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

腹が立つということ

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どうも人として成熟できていないらしく、他人や社会に対して腹が立つことが少なくない。その人間が生きてきた文脈の中で、どう生きていきたいどうしたいという意思が反故にされることによって腹が立つようだ。

 

腹が立つ相手には2種類の人間がいる。その文脈や意思を認識した上の場合と、認識もなしに人の意思を揶揄する場合である。前者は、ケミカルに性格が合わないことが多いので、反撃をして叩きのめすか、その人とは関係ないものとし付き合わないようにすればいい。それに反して、後者の方がとても厄介なものになる。文脈や意思も理解できていないのに、その人の意志を攻撃されたとしても、反撃しても無視してもその効力は発揮されることはない。

 

世の中の腹が立つ相手は、圧倒的に後者が多いような気がする。認識力のない人の攻撃はどうにもならない。人に理解を示して寄り添ったり助け合う想像力のない人ほど大変なものはない。残念ながら、いまの時代は後者のタイプの人であふれかえっている。

 

ときどき腹を立てる自分を顧みて、自戒を込めてこんなことを考えた。