rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

本を読むということ

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感染症流行で、本を読む気持ちが萎えていたが、ここのところ意欲が戻ってきた。本を読む意味は、同時代でも決して会うことのできない人と対話できることである。また、太古の昔の人とも対話できる。そして、多岐にわたる分野の人と関わることができる。だから本を読み続ける。対話力を磨くこと、教養を身に着けるためには、本を読むこと以外にはあまり見つからない。もちろん、アート、映画、演劇、音楽なども対話を促し、教養を得るために重要である。

 

話は変わるが、感染症の流行は世界を変えてきた。ペロポネソス戦争でスパルタがアテネに勝った時、アテネ感染症が流行したことに依るらしい。東ローマ帝国の衰退は、ペストの流行によってもたらされた。第一次大戦時に、スペイン風邪が流行し、それも影響してかどうかはさだかではないが、結果としてイギリスからアメリカに覇権が移動した。コロナウイルスの流行はなにをもたらすのだろうか。アメリカから中国への派遣の移動だろうか・・・。