rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

本のこと


いつも手元に本が落ち着かない性格になってしまった。食事をするときの待ち時間、電車での移動時間など、空き時間に本を持っていないと落ち着かない。

 

本はいつもは新刊本目当てで平積みなっているものを中心に物色している。既刊の本を探すのには時間がかかるので基本的にはやらない。

 

大きな本屋ならそれで済むのだが、小さな本屋しかないところに行ったときは、仕方なく既刊本に目を通す。本の在庫数が少ないので気持ちも楽である。年末もそういう事態が発生して、既刊の文庫本から3冊購入した。川村元気さんの対談本「仕事。」と「理系。」、赤塚不二夫さんの自叙伝「これでいいのだ」である。川村さんのことは名前は知っていたが、彼が制作した映画も題名は知っているが観ていない。ずっと気になっている人だったが、今回が初のコンタクトとなった。対談本2冊はすでに読み終わった。彼のニュートラルな立ち位置と政界へのまなざしはとても興味深い。2冊の本から大いに刺激を受けた。今度は、彼の映画を興味のあるものから観ていこう。

 

今回、既刊の本からも新たな出合いがあることを知った。新刊本に興味を引くものがなかったら積極的に既刊本にも目を通してみようと思った。やはり本の世界は奥深く興味が尽きない。