rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

翼を広げた「鳥形埴輪」


和歌山市岩橋の国の特別史跡「岩橋(いわせ)千塚古墳群」で、
翼を広げた鳥形埴輪(はにわ)が日本ではじめて出土したらしい。


土偶と違い、埴輪はその姿がユーモラスなため昔からひとかたならぬ
興味をいだいていた。ひと、いえ、うまなどの家畜の埴輪はよく
出土していて博物館等でもよく見ることができた。


たしか94年のサッカーアメリカワールドカップの日本のマスコットも
埴輪だった。ハーフタイムに埴輪のきぐるみがスタジアムを一周していた。
土偶にないユーモアは、弥生人の気質によるものなのだろうか。


しかし、翼を広げた鳥型埴輪の出土が初めてだというのには驚いた。
亡くなった豪族の中にもハトなどを飼っていた人もたくさんいただろうに。


この鳥もまたかわいい顔をしている。