rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

「焼肉もくもく」


今日も引き続き高田馬場もの。


数年ぶりに早稲田通りを西早稲田あたりまで歩く。
西早稲田あたりはラーメンロードと化しつつある。
「えぞ菊」早稲田通り店は左隣のビルに移転していた。


高田馬場駅から早稲田通りの明治通りとの交差点手前左にある
「焼肉もくもく」もまだあった。
開店当時より立派になりバージョンアップしていた。


開店当時の「焼肉もくもく」は超低価格リフォームの店舗で
どうせ汚れるのだからと、プラスターボードビス止め仕上げの
壁・天井で、床はもちろん土間仕上げであった。


ローコスト住宅を手がけていた当時、考え方によっては
仕上げなんてこんなもんでいいんだという大きな示唆を受けた。


「焼肉もくもく」はこのようなシンプルな戦略でこれまで
生き抜いてきたのだろう。


分かりやすさ、シンプルさはいつもとはいわないが
ときに武器になる。