rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

夜の空港


昨夜、最終便で東京に戻る。


それにしても夜の空港は美しい。
暗い中、飛行機に乗ること自体はなんとなくいやだが、
明かりの点った空港を見るのは好きだ。


飛行機が暗闇に際立ち、
滑走路は離陸や着陸をするための機械と化す。
色とりどりの点照明の美しさにはいつも見とれてしまう。


羽田第2旅客ターミナルの出発ロビーと到着ロビーの視線の
分け方はなかなかイカしている。
高低差があり、互いに視線を交わすことなく
滑走路に開いている。
出発するものと到着するものの気持ちに配慮しているのだろうか。
建築の質は別として、この点は大いに評価できる。


●写真は、鳥取空港のさびしい夜景。