rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

空間が頭の中を舞うとき


設計で追い詰められているときは、夢の中でも空間が頭の中を舞う。
睡眠が浅くなり、イライラした状態になる。


夜中、ふいに問題が解決することもある。
とてもいいアイデアが突然舞い降りてくることもある。
だから枕元にスケッチブックを置いて寝る。


矛盾しているものをいったん頭の中に収め、それらをある方向性の
もとに収束させるのがデザイン作業だ。
そのときは常に頭を使いっぱなしの状態なる。


でも、急げば何とかなるというものでもなく、
時が解決してくれるという側面も大いにある。
それと同時に、もし解けなかったらという不安も付きまとう。


それゆえ解けたときの喜びは大きい。
一生やめられません、建築は・・・。


●写真は、事務所の私の席から見える風景。