rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

読書の効用


知的能力については、基本的に人間の能力に先天的に
備わっているものではない。


ゆえに、何かを学ぼうとするときに、本が今ほど
流通していないときには、師を求めて旅をし、
師から直接思想を学び取らなければならなかった。
いまでも、職人などの世界では直接学ばなければ
身につかない職業も多々あるが・・・。


本というシステムは本当にありがたい。
いま生きている人なら出会える可能性はあるが、
亡くなってしまっている人には会うすべもない。


読書は、亡くなった先人たちの思想をトレースすることが
できる簡単で有効な方法である。
現在ではほとんどの書籍は手を尽くせば手に入れる
ことができる。
生きている人といってもそう簡単に出会うことはできない。
本はそんな人たちに出会うチャンスをくれるのだ。


いま、養老孟司著の<こまった人>と茂木健一郎著の<「脳」整理法>を読んでいる。