昨夜、夕食の後、ひとりで久しぶりにエリック・サティのCDを
聴いてみた。
サティといえば、はじめて出合ったのは、20数年前。
西武が全盛も全盛のころ。
西武戦略の環境ビデオにサティの音楽がよく使われていた。
サティは、当時環境音楽というカテゴリーに入れられていた。
久しぶりに聞くと、静かな庭園のような音楽だ。
それも尖った庭園性。
その庭園には、幾何学的なオブジェクトが数学的に
配列されているようだ。
「3つのジムノペティ」以外の曲は、
激しさを内包した音楽である。
このCDは、アルド・チッコリーニの演奏によるもの。
どちらかというと、エッジを聞かせすぎたチッコリーニより、
まろやかなビル・クエストの演奏の方が私の好みだ。