rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

トランス・ナイト


きのうは、午前午後クライアント打合せを2つこなしたあと、
新座の二世帯住宅「HAPPY-HOUSE 5」trans.のオープンハウス、
そして、そのあと、恒例の押しかけパーティその名も
「トランス・ナイト」。


道路突き当たりにあること、裏に豊かな雑木林を控えている
ことが、この敷地の特徴であった。(その後、マンション計画が
持ち上がり、雑木林はなくなってしまったが・・・。)
街並みを一変させる可能性を持っている土地であり、建物も
二世帯住宅ということで、家族のみなさんの間で新しい
家族関係も再編・再構築する必要があった。


そんな中で、街並みや家族関係をよりハッピーな方向に変換して
いくことができないかというのがこのプロジェクトのテーマであった。
そんなことで、プロジェクト名は、「trans.」と名づけられた。
みなさんのお力を借りて、その使命をきっちり果たせたと思っている。


もしかすると、建築にできることは、新しいものを生み出すこと
などではなく、ある状態を再編・再構築することなのかもしれない。
であるならば、できるだけハッピーに変換できるのがいい。


それにしても、衣が香ばしい唐揚げはおいしかった。
おみやげも、「アサカベーカリー」の食パン3斤箱詰め。
われわれも変換させられてしまった。


クライアントのKさんご夫妻、お父様、お母様、完成おめでとう
ございます。完成に至るまで紆余曲折がありましたが、
長い間、お付き合いありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。


最後になりましたが、工務店のKさん、工事関係者のみなさん、
そしてスタッフのOさん、ほんとうにありがとう。