rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

中野の住宅の上棟式


きのうは、中野の住宅「FU-HOUSE 8」city-holeの上棟式
その名の通り、「まちの穴」が設計コンセプトである。


住宅をいくつも設計してきたが、振り返ってみると
実の詰まったオブジェクトではなく、空隙を
デザインしてきたように思える。
まちと住まい手を空間で関係づける空隙としての建築。
そんな建築がシティーホール(市役所)のように
まちに住む人たちのスタンダードになってほしい
という願いが込められている。


敷地前の電線等の問題もあって、鳶さんとクレーンの
オペレーターさんにとってはかなりハードな上棟だった
ようである。工事関係者のみなさんお疲れ様でした。
現場監督のSさん、いい仕事ありがとうございました。


クライアントのNさんお手製のお料理でビール、日本酒を
おいしくいただいた。中締めでは、鳶親子鷹のハモりの
入った木遣り。参加者全員の身が引き締まる。
木遣りに引き続いて、トジメ3連発。いい家が出来そうだ。


職人さんたちが帰ったあと、クライアントのNさんご夫妻、
現場監督のSさん、スタッフW君と私の5人で、電灯のない中
街灯の薄暗い明かりの中で、ディープな飲みに入る。
結構飲んだ。かなり酔っ払った。宴は、みんな酩酊状態で
夜10時くらいまで続くのであった。
ほんとうに楽しいいい上棟式だった。


クライアントのNさんご夫妻、上棟おめでとうございます。
ようやっとここまできましたね。これから目に見えて
出来上がっていきますので現場を見に行くのがどんどん
楽しみになっていきます。ほんとうにご馳走様でした。
今後ともお付き合いよろしくお願いいたします。