rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

生垣VSブロック塀


事務所近くを散策していると、意外と生垣が多いことに気付く。
私も余裕があるときは無意識に生垣がある通りを歩いてしまう。


ブロック塀は、物理的にも心理的にも境界を白黒つけすぎる
感がある。その点、生垣は境界をあいまいにしてくれる。
心理的には、ここから内側はうちのテリトリーですよと
示しながら、物理的には強行突破しようとすれば進入できるし
目を凝らせば敷地内も透けて見える。


生垣は、まちのバッファーなのである。
境界を示しながら、まちのことも思いやる。


これぞ私が目指す都市住宅の考え方である。