rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

さびれゆく豪徳寺商店街


写真は、きょうの豪徳寺商店街、わりと人通りがある。


今年に入ってから閉店ラッシュである。
酒屋さん、洋服屋さん、肉屋さん、などなどどんどん
閉店していく。こんど、文房具屋さんも一軒閉店する
らしい。


商店街の衰退は、70年代後半からはじまっていた。
私たち60年生まれ前後の世代が、大学入学や就職で
地方を出て行くのと時を同じくして、まず、地方の
都市ではなく、町や村の商店街で継ぎ手がおらず
どんどんさびれていった。続いて地方都市の中心
市街地の衰退が80年代から始まる。東京都内では
下町や私鉄沿線の商店街がさびしくなり始めたのは
90年代に入ってからだろうか。


身近な商店街がさびれていくのをみるとちょっと
さびしい。かたや、駅前にはマクドナルドや
デニーズができて繁盛している。


地元の個人商店を元気にする方法はないのだろうか。
後継者がいないこと、儲からないことが、閉店の
理由だと推測されるが、儲かるには、おいしもの、
いいもの、おしゃれなもの、ここでしか買えないもの
を売る必要がある。


できることをさがして支援していきたいと思う
今日この頃である。


ひとつ、希望もある。
10年以上前に閉店した駅前の甘味屋さんが今年に入って
再びリニューアルして開店した。甘いものはあまり
得意ではないが、こんど覗いてみよう。