rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

まちのおもちゃ屋さん


写真は、豪徳寺の山下商店街のおもちゃ屋さん。
経堂にも梅ヶ丘にも、おそらく小田急線の
その他の近くの駅にもないまちのおもちゃ屋さんは
ない。豪徳寺が誇れる数少ないものの一つである。


私鉄沿線の商店街の小売専門店は、大型安売り店に
押されて、閉店に追い込まれる運命にある。
おもちゃ屋さんに限らず、電気屋さん、魚屋さん、
酒屋さん、肉屋さん、八百屋さん、などもできるだけ
残ってほしい。ついつい便利なスーパーや量販店に
行きがちだが、こころの余裕があるときにはできる限り
小売専門店に行こう。


写真のおもちゃ屋さんは毎年クリスマスのお世話に
なっている。なにげなく子供のほしがっているものを
聞き出して、イブの夕方おもちゃを買いに行くのだ。
今年もお世話になるだろう。


自分の実家がおもちゃ屋だったがゆえに、おもちゃ屋
さんには、とくに哀愁や郷愁を感じる。