rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

観光地じゃないけど、行きたいところ


おととい、きのうと鳥取県八頭(やず)郡智頭(ちず)町
に行ってきた。仕事でだったので、バタバタとした旅
だったが、今度は仕事ではなく休養で訪れたいところだ。


これといった観光地らしいものはないが、流れる時間の
ゆったり感がなんといってもいい。


宿の割烹旅館「林」は宿自体の雰囲気もいいし、
料理もかなりおいしい。ゆったりとした旅にはおすすめの
旅館だ。


山深い渓谷に30年前に古民家を10戸近く移築して、
山菜料理を楽しめるようにした風情のあるお食事所
「みたき園」、これがなかなかいい。かなりのおすすめ
スポットだ。鶏と兎が放し飼いされているところが、
いかにも昔の農家っぽくて懐かしい。


国の登録有形文化財指定の「石谷家住宅」は以前から
名前をきいていて、ただの古い民家かなにかと思って
いたら大間違い。いかれたとしか思えないくらい広いし、
庭もいいし、空間も悪くない。ほんとうに贅を尽くして
いる。一見の価値ありだ。


写真は、智頭杉の山。木の大きさをみてほしい。大人が
3〜4人でやっと囲むことができるほどの太さの杉だ。
森の中には不思議な空気が流れている。


今度は仕事ではなく、個人的な旅でゆっくりと訪れて
みたい。