ツクツクボーシがしきりに鳴いている。
通常、「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ
・・・」だが、突然「ツクツクヘッチョー、
ツクツクヘッチョー・・・」と長調から短調に
変調するヤツがいる。夏から秋へと季節が
変わっていく哀愁を感じてしまう。
ハトはもともと短調でしか啼かないが、突然
中途半端なところで啼くのをやめてしまう。
じっと聴いているとものすごく中途半端な
気持ちになる。
短調でしかも突然の中止、人を不安に陥れる
のにかなり効果のあるテクニックを使って
いる。
希望と不安は表裏一体だ・・・。