rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

学生時代の暇の効用


きょうは午前中、横浜市の住宅のクライアント
打ち合わせ。実施設計も大詰めだ。


午後からはオフの予定。なにをしようか。ビール
を飲みながら読書でもしようか。


なかなか、ただボ〜ッとできる時間が取れなく
なった。学生時代は、一週間、だれとも会わず、
本を読んでは寝て、本を読んでは寝てという
生活を繰り返していた。そういう生活をして
いると、おのずと、自分は、なぜ、なんのため
に生きているのだろうという哲学的疑問をいだく
ようになってしまう。忙しいとそれどころでは
ない。暇ながらも、課題で追い詰められると、
思索は宇宙の成り立ちまで飛んでいってしまう。
学生時代の効用は、なにもしないでいられる
時間がたくさんあること、それゆえに、根源的
な思索ができるということかもしれない。


人間、ときどき暇になったほうがいいのかも
しれない。