rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

身体と意思の距離


最近、普段やらない運動をすると、自分が思って
いることと、実際できることの間には数センチの
誤差が生じる。たとえば、テニスをしていると、取れ
たと思ったボールとラケットの間には数センチの
ズレがあることもある。


若いころには感じなかったことだ。もちろん、身体と
意思の間に誤差がないに超したことはない。


でも、その誤差に意識的であれば、新しい世界が
広がるような気がする。ものごとの深さや味わいは
この誤差によってもたらされるような気がする。


これからは、その誤差に意識的になり、ものごとの
深さを味わっていきたいと思う。