rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

空間こそオープンにして多くの人に伝えていったほうがいい


いま、ものごとをオープンにしていき、大勢の人たち
によってよりよい世界を作っていくという、オープン
ソースの考え方がネット上では数多く語られるように
なってきた。


それにもかかわらず、ある人から、建築の設計の
世界では、こうしたオープンな考え方をする人は、
ほとんどいないということだ。そういえば、自分の
まわりにも、数人しか話が通じる人はいない。


建築基準法改正問題で、設計環境が厳しくなる中で、
周辺の建築家たちは、どんどん閉じた世界に入って
いこうとしているように思える。でも、こうした状況
だからこそ、建築家の存在意義である、空間的思考
を、世の中にオープンにし、多くの人たちに伝えて
いくべきときだと思う。空間について知る人は思って
いるよりかなり少ない。少しでも、多くの人に空間の
ことを知ってもらうことで、建築家市場をひろげて
いくべきではないだろうか。私は、自分ひとりでも、
多くの人たちに空間を伝えていきたいと思う。


自分の生き方。それは、やはり、一生青二才である。


●きょうは午前中、羽村市の住宅「SU-HOUSE 21」
sora-hanaの電気関係のクライアント現場打合せ。
午後からは、からだを休めよう。いま、数個の住宅の
基本案を考えているので、プランや空間が頭の中で
渦巻いている。休んでも、あたまはオートマティック
に動いているのだ。