rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

自立する緑壁


またまた、散歩発見物件についてである。


羽村市の住宅「SU-HOUSE 21」sora-hana
の現場に行く途中の民家の生垣である。


なんの支えもなく、これだけ自立し、抽象性を
保っている生垣は、珍しい。おそらく、つくった
当の本人もこのおもしろさに気付いていない
らしいところも愉快である。


樹木を愚弄してはいけないと思うが、おもしろ
がりながら、遊び心を持って緑を増やしていく
のもわるくないように思う。


なにかをやるときに、愉快でないことはできる
限りやらないようにしたいと思う。これこそが
究極の贅沢のような気がする。


そうはいっても愉快でないこともしなければ、
世の中が回らないこともよく知っている。