コンセプトなど、全体構想に関わる思考が
ない建物は、建築ではない。
かといって、建築は現実的に人によって
物理的に使われるものでもある。
構想が実現できたものの、使えないもの
であっては、その構想はほんものでは
ない。
構想を教えてくれる人はいる。また、現実
を教えてくれる人もいる。
でも、構想と現実をつなげていくことを
教えてくれる人はいない。
構想をほんもののものにするために、
できる限り現実的な構想をつくっていき
たいと思う。
構想と現実が自然につながってこそ、
建築ははじめて、ほんものの建築になる
のだ。