一般に、道は極めるものとされている。
でも、極めた先になにがあるのだろう。
もちろん古典的な形式美というものも
あるだろう。道は極めてしまったら、
極めたもの守るしかない。ここで生じる
守るという行為がこれまた厄介なもので
ある。守ること自体が目的となってしま
っては、目も当てられない。
道は極めたら、おそらく、次の壁が立ち
表れる。それを乗り越えるべく、また、
精進する。人生その繰り返しなのだろう。
どうせなら、道を極めないとして、より
よく、よりおもしろく変化し続けると考え
た方がいいと思う。