rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

アマノ・ジャック


人間というのは、とてもわがままな生物だ。


夏の暑いときは、この暑さは我慢できないが、
冬の寒さのほうがましだといい、冬になると、
こんなに寒いなら、真夏の暑い太陽の下の
ほうがパラダイスだと思う。


また、秋になればなったで、この枯れ行く
感じより溌剌とした春のほうがいいと思い、
春になれば、秋のあの感傷的な雰囲気の
方が好きだと思う。


なんて、天邪鬼な生物なんだろう。もっと、
あるがままの自然とともに、現実を受け入れ
楽しむほうがハッピーなような気がするの
だが・・・。


いま気付いたが、そんなアマノ・ジャックな
のは、自分だけなのかもしれない。自分の
思いをついつい一般化して話してしまった。


社会や人生は、こんな思い込みによって
満ち満ちている。