rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ルルルのル・ハウスだ〜


きょうは午前中、千葉県富津方面に敷地調査
に出掛ける。久しぶりのル・ハウス、別荘計画
である。


通常の住宅の設計をしている中で、ときどき
別荘計画があると、気持ちがホッとする。それ
と同時に、膠着しがちな住宅計画に、こうでも
いいではないかというような思考の幅を広げて
くれる。


日常を計画する別荘。非日常を計画する別荘。
日常と非日常の境界はどこにあるのだろうか。
住まい手によっては、住宅にエキサイティングな
非日常を持ち入れてもいいし、別荘にまったり
とした日常を持ち込んでもいいかもしれない。


いずれにしても、日常と非日常と決め込んで
いることも、固定観念かもしれない。決まり事
固執することなく、自由に思考し続けていき
たい。


●写真は、富津方面にバスで向かう途中の
海蛍の小便器。見えないけど、ハエのシール
が貼ってある。洒落が効いている。