建築は、歴史、都市・自然環境、社会、
家族、テクノロジー、などなど多様な
ことが重なり合った複合体である。
それゆえ、歴史学、社会学、工学、など
多分野にわたる知識が必要だ。
それだからこそ、大きな枠組みを把握
した上で、ひとつひとつの細かいことも
緻密にこなしていかなければものごと
は進まない。
複雑であるがゆえに、ものごとを確実に
こなしていったとしても、必ずなにか
異変が発生するのが常である。
異変が発生したときの対処についても
大づかみにつかんでおく必要もある。
よ〜く考えてみると大変な仕事である。
これらに、依頼主、施工者、設計者が
複雑に絡み合う。このように、建築は
複合的なプログラムなのである。