rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

日常にはないもの


この冬、鳥取の実家に帰省するのに合わせて、
家族で大山にスキーをしに行った。


15年ぶりくらいだろうか。最初は以前の感覚
が戻らずおっかなびっくりだったが、1時間
くらい滑る中でだんだん慣れてきて、スキー
を久しぶりに楽しんだ。


子供ははじめてのスキー体験だったが、2時間
のスキー教室で、ファミリーゲレンデならば
転ばずに滑ることができるようになった。なん
でも若いうちに始めるのが習得し易いようだ。


私も実家の裏山で滑っていたので、自分では
スキーができると思っていた。大学に入って、
ゲレンデで本格的な靴を履いて滑ってそれまで
のスキーはスキーでないことを悟った。それ
までは、ゴム長靴に付けるタイプのスキーで、
エッジもないし、そもそも山道スキーなので
曲がるということも知らなかった。思い込み
というのはおそろしいものだ。


それにしても、山の中で、真っ白な世界、景色
もいい。この感覚は日常では味わえない。人は
ときどき日常にはないものを体験した方がいい。
そうすることで日常のおもしろさも見えてくる。