rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

コンセプトというもの


実体としての現実があるならば、それの
特徴ある諸要素を抽出し、微分化して
抽象的にしたものがコンセプトというもの
である。


混沌として解釈不能な現実の特徴をとら
えることときに、コンセプトが介在している。


逆をいえば、抽象的な思考として抽出され
るコンセプトなしでは、その現実の特徴を
他人と共有することは難しいともいえる。


難解なものとして、コンセプトは扱われて
いるようだが、実は人間同士が理解し合う
のには必要不可欠なものなのである。


空論としてのコンセプトは別として・・・。