rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

生き方について


なんのために生きるのか、どのように
生きていくのか、青春時代にものごと
を突き詰めて考えてきた人なら必ずや
考えつくして悩んだ命題だろう。


この年になって、生き方に目的なんて
あるのだろうか、などと不埒なことを
考えるようになった。


結論からいえば、意思をもって、状況
に応じて、それぞれの状況が平和に
より豊かになっていくような選択と行動
をしていくことこそが、人が生きる道の
ように思えるようになってきた。


人生に目的を掲げてみても、ただ重い
だけだし、目的そのものも状況にとって
よいものかどうか分からない。


子供のころから、精進しなさい、進歩
しなさい、成長しなさい、といつもいわ
れながら育ってきたような気がする。


精進や進歩や成長は目的になんて
ならない。生きていって、結果として
ついてくるものだ。


グルーブ感をもって、状況をよりおもし
ろく、より豊かな方向にもっていくこと、
これこそがよりよく生きていくことでは
ないかと最近考えている。