rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

展覧会に行く


きのうは午前中、家でブラブラ過ごす。お昼に
梅ヶ丘の「勝や」でワンタン麺を食べ、電車で
参宮橋まで行き、歩いて初台の東京オペラ
シティ・アートギャラリーに、「家の外の都市
の中の家」展を観る。


ベネチアビエンナーレ日本館の凱旋展覧会で
ある。アトリエワン(アトリエ)と西沢立衛(森山
邸)の1/2の模型は迫力がある。壁面全体に貼
られた北山恒(祐天寺の連続住棟)の展示も
おもしろい。おもしろいが伝えたいものの輪郭
が見え難いのが気になる。


気になることがなになのかはっきりしないが、
どれも表現が身体性から発せられているから
だろうか。時代というか社会というか全体性が
見え難い。このあたりに、現代の建築に関する
問題が潜んでいるのだろう。