rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

[社会]利己的利他再考


最近なんとなく、自己主張だけして、権利に
ついてだけわめきたてる人が多くなってきた
ように感じる。近代社会における権利や自由
は、社会に対する義務や協力を果たしてこそ
はじめて成立するものである。


人は余程の聖人でない限り、他人や社会に
だけ尽くすなどということできない。そこで、
利己的利他の登場である。基本は自分の
ためになることをする。いくつかある選択肢
の中で、最も他人や社会のためになることを
選んで実行していく。この選択はいくらかの
社会に対する義務を果たし、協働することに
つながる。多くの人がこれを実行すると利他
の重なり合いが社会のつながりを生み世の
中を豊かにしていく。


このことはとても小さなことのようだが、より
上位の社会活動においても実行していくことも
できる。国レベル、国際レベルでも応用可能で
ある、難しいことはそんなにない。


利己的利他、いまの社会に求められている
最も必要なことのような気がする。