rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

東京駅に行ってみる


きのうは午前中は家でゆっくり過ごす。お昼前、一人
で東京駅に行ってみることにする。


改修されてから初めての訪問である。確かによくでき
ている。空襲で破壊されて68年経って元の姿に戻った
と考えると灌漑深い。まさに東京の顔となったいえる。


丸の内をぐるりと歩き回ってみる。山田守設計の東京
中央郵便局は確かに保存されているが後ろのガラス
の箱が無粋である。歌舞伎座もこのようになるらしい。
それを考えると、前川国男設計の旧東京海上火災ビル
は頼もしく見える。保存もいいがその方法について今
ひとつ考えた方がいいようだ。外皮だけ残して後ろに
ガラスの箱というやり方はあまりに安易すぎる、


午後4時くらいに家族と合流して新宿の街を散歩する。
駅ビルの蕎麦屋で夕食を摂りながら、ビールと熱燗を
飲む。