rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

卒業設計講評会


きのうは朝から、芝浦工業大学建築工学科の
卒業設計講評会に参加する。


2年生の時に、この学生はできるかなと見た
人間が計画系に進んでいないのが気になる。
今年の学生は先生たちの指導の結果か図面
がしっかり仕上がっている。去年までの巨大
なプロジェクト、無駄に大きな模型は影を潜め
よく言えば人間の内面へと向かう作品が目立
った。時代の風潮をよく反映している。大文字
の主題は見つけにくい時代である。


うれしかったのは、1位と2位が自分が2年生
の時に指導した学生だったということである。
彼らはすでに2年生の時点で才能の片鱗を
覗かせていた。


いまいち体調がすぐれなかったので、教員の
親睦会は失礼して家に帰る。