rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

工務店いろいろ


ちまたでは、工務店事情に変化があると聞く。
透明化をはかり設計事務所と積極的に付き合おうとする工務店と、
従来どおり自社設計施工にこだわりつづける工務店
大きく2分化されているそうだ。
いまのところ、前者が勝ち組み、後者が負け組みの
傾向があるそうだ。


うちの事務所では、以前にもまして、おもしろい工務店
知り合う機会が増えてきた。
先日は中でもおもしろい2つの工務店の社長と専務を
引き合わせるのを目的に梅ヶ丘で飲んだ。
予想通りおもしろい飲み会となった。
今後の展開が楽しみだ。


おもしろい工務店とは,
●建前が終ったのにも関わらず、気に入らないとユンボで建物を
引き倒してしまった社長率いる、専務をはじめ社員のみなさんが
みんなキャラの立つ工務店
●小学校からの同級生で社長と常務を務め、大工さんを18人かかえ
きざみも自社の作業場でこなす地元密着でありながら外にも打って出る
武闘派工務店
●社長が坊主ガリにしてマツケンそっくりになり、現場監督さんが
打ち上げのカラオケでマツケンサンバを歌うが、仕事はきっちり
こなしてくれるマジメとオチャラケが交錯するステキな工務店
●古材を大量に倉庫に保有する地元密着型ガテン系社長と、息子さんでもあり
設計事務所と積極的に付き合うWeb系専務が率いるスジヲトオシマス系工務店
●法学部出身でもと新聞記者の酒好きの社長率いる社会派工務店
●アトリエ事務所出身者2人、さらにおもろいが先の読める
設備屋さんと電気屋さんの漫才コンビをかかえる異次元に向かう工務店
などなど・・・。


40歳前後の、意志とこころある社長・専務が率いる工務店はおもしろい。