rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

思考の振幅


また、昔のこと思い出してしまった。
いまの僕のこの年齢は一度過去を振り返るべき年頃なのかもしれない。


小学校高学年の頃だっただろうか、
身近にある物質、たとえば鉛筆の芯のなかの分子や原子のなかにも宇宙があり、
銀河系がありそして地球もある。さらにそこにはもう一人の自分が住んでいる。


また、いま住んでいる地球、銀河系、宇宙はじつはチーズを構成している
分子や原子かもしれない。そして、そこにもチーズを食べようとしている自分がいる。


壮大な入れ子構造。こう考えると宗教的疑問も解けるような気がした。
しかしこれは、荒唐無稽な話。


既成概念などあまりに当たり前だと思われていることをぶっ飛ばしてしまうような
思考の振幅、これを忘れてはいけない。