rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

いいウイルス


ウイルスは、生物学的にもコンピュータ的にも悪者とされることが多い。
「いいウイルス」っていないのかなと夢想してみたりする。


ウイルスの原理を簡単にいうと、あるシステムに善玉のフリをして侵入し、
侵入後に内部のシステムのルールを改変しシステム自体を崩壊させるものと
いうことができるだろう。


これって、逆のことを考えると面白いのでは。
つまり、あるシステムに善玉として侵入し、侵入後も善玉でそのシステムが
より効率的に動くようにちょっとだけルールを改変し結果的にそのシステムの
パフォーマンスがよくなる・・・。


たとえば、体に入った「いいウイルス」がより健康になるように作用したり、
コンピュータにに侵入した「いいウイルス」がそのマシンの欠点を修復し
知らぬ間にパフォーマンスが向上したりして・・・。


建築の設計やまちづくりも自分自身が「いいウイルス」として作用すべく
活動していきたいと考えている。