rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

場の空気


人の行動は、場の空気に左右されやすい。
ならば、場の空気はコントロールできないか、これが
なかなか難しい。


知っている同士の間ではできるかもしれないが、
未知の人のなかではそううまくいかない。
それでも中には、場の空気を支配できる人がいる。
それは、誰もに知られている有名人、美しい人、などの
何らかのオーラを発している人たちだ。
ただ声が大きいだけの人もときどき場を支配できる。


私はそういったタイプの人間ではない。
できるかぎり場の空気を読んで話しに入り込み、
対話を重ねながら、自分の席を獲得していけるように流れを
つくるべく努力する。


なにより、場に最初に入り込むときの雰囲気と態度が
重要のようだ。できる限り、明るく、ポジティブに
振舞うことで、場の雰囲気が好転することがある。
どうせ同じことをやるなら、明るく、ポジティブに
やった方が場も和むし、よりおもしろい展開につながる。
電話でも最初に発する言葉の雰囲気がその後の話す内容に
影響してくる。


場の空気を読み、ポジティブな雰囲気を生み出し、
その後の展開の可能性を広げていくこと。


●写真は、事務所の裏の土の中から出てきたワニ。
泥が染み込みなかなかの迫力。