rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

共有できる地平・・・


国際情勢や社会に関する、議論や対話がなかなかかみ合わないというか、
成り立ちにくくなっていると感じているのは私だけだろうか。
議論や対話をするための共有できる地平が見つけられないのである。
かなりやばい状況である。


建築の仕事をしていてもそれを感じる。
住宅の設計の場合、大きな目的はわかりやすく、クライアントが末永く
快適に生活できる器をつくるというかなり具体的であるにも関わらずである。
建築家の仕事の裾野が広がったからだろうか。
それとも社会的の状況によるものなのだろうか。


各議論や対話の場所で、共有できる地平を見つけるための模索が必要だ。
見方を変えると、新たなおもしろい状況をつくり出せるチャンスとも
いうことができる。


さあ、おもしろい状況をつくっていこう!! 


●写真は、事務所ポーチに置いてあるウイスキー樽製ビオトープ
水は樋からの雨水、金魚のえさは樽の中の藻。
とりあえず自立したサイクル。