rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

200円ラーメン


お昼に、小田急豪徳寺駅と東急世田谷線山下駅を結ぶ
通称「駆け足通り商店街」にある200円ラーメンで有名な
「満来」で食事をする。


注文したのは、「200円ラーメン」と「焼きめし」。
まず、ラーメンについてだが、グルメと称される人たちが
呼んでいるラーメンとはまったく異質なものである。
いろいろなものをそぎ落としてラーメン性そのものを
残したというようなものだ。


だから、グルメ的な意味においては決しておいしいものではない。
そぎ落とされたラーメンの原型。
原点に戻るためのラーメンだ。


また、ここの「焼きめし」がいい。
この字のごとく、チャ−ハンではなくまさに焼きめしなのだ。
具は、焼豚とかまぼこをきざんだもの。
味付けは、塩と胡椒とフライパンに染み込んだこげた味。
ほんとうに焼いた飯なのである。


寒い日には、もやしそば大盛りを食されることをお勧めする。
ラーメンにもやしのあんかけがかげてあるだけだが、
シンプルな味が心を暖かくしてくれる。


ここ「満来」には、そんな「原点」に関わるものがあふれている。


●「満来」の料理を運んできてくれるおじいちゃんは、
どうやら最高齢ボーラーらしい。どこの最高齢かは不明だが・・・。
残念ながら、今日はお目にかかれなかった。